[和食/お好み焼き・たこ焼き][坂井エリア/坂井市]
大阪お好み焼
キャベツの食感を残し、
大阪お好み焼
風月亭
お店の情報☏ 0776-51-4843
キャベツの食感を残し、
ふんわり焼く熟練の技。
春江の空港道路沿いに店を構える『大阪お好み焼き 風月亭』。本場の味が味わえるとあって地元民はもちろん、大阪からもファンが訪れるという人気店だ。「開店当時、店の人が焼くスタイルは珍しかったですね」と上本店長が話す通り、『風月亭』の特色は、目の前で焼き上げてくれる店員さんの見事な手捌きにある。『風月』から受け継いだお好み焼きは、キャベツがたっぷりで粉はつなぎ程度。キャベツは部位や採れる時期によって水分量が変わるため、手切りで太さを調整。火の通り具合を見極め、キャベツの食感を残しながらふんわりと焼き上げるのは熟練の技ならではだ。ソースや麺も鶴橋時代のものを仕入れていて、創業者が作り上げたおいしさを今も守り続けている。

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その味のルーツは大阪。
『風月亭』のルーツは、大阪で行列ができる繁盛店『鶴橋風月』の前身である『風月』に遡る。戦後まもなく大阪鶴橋で誕生した『風月』は、「安くておいしいお好み焼きでみんなのお腹を満たしたい」と創業者が試行錯誤して作り上げた味が評判を呼び、大阪を代表する庶民の味として親しまれてきた。
受け継がれる『風月』。
その後『風月』は1989年に経営権を移譲し、『鶴橋風月』へと商号変更。大阪を中心に店舗を増やしながら、一大チェーンを展開している。同じ頃、春江にオープンしたのが『風月亭』だ。オーナーの奥様である本田祥子さんは『風月』創業者の孫にあたり、「おばあちゃんの味と志を受け継ぎたい」とご主人の故郷である福井県で開業。現在、店長を務める上本淳さんも鶴橋の店で働いていた経験があり、『風月亭』がオープンして約半年後から店を手伝うように。オーナー夫妻とともに『風月』の味を守り続けている。