インタビュー「とても敦賀すきすき」代表・森野巧巳
現役高校生のNPO団体、「民謡を地域に残していく」
「とても敦賀すきすき」代表の森野巧巳さんは現役の敦賀高校2年生。小学生のときに聞いた美空ひばりの『愛燦燦』に衝撃を受けて、昭和の歌謡曲、そして“新民謡”に辿り着きました。“新民謡”とは歌謡曲の延長線上にあり、町を盛り上げるための曲として曲調も明るく、なによりも歌っていたのが当時の流行歌手。ちなみに敦賀の新民謡「敦賀すきすき」は水前寺清子さんが歌っています。
福井県初ともいえる、高校生が立ち上げたNPO団体「とても敦賀すきすき」の活動内容は「民謡を地域に残していくこと」。観光資源を作るということは、地域に根差す存在にするということ。そして、民謡・新民謡はその土地で歌い継がれてきたメロディです。既に地域に浸透しているからこそ、観光資源にもしやすい存在。森野さんは民謡・新民謡をふるさと教育に取り入れていきたいと考えています。この団体はまだできたばかり。今は残していくための取り組みに徹し、その後、マネタイズも含めてしっかりとした組織作りにしていきたいと話しています。
(月刊ウララスタイル編集部・宮田)