[和食/和食][福井エリア/北部]
莨屋旅館跡 お料理
龍馬ゆかりの地に店を構える
莨屋旅館跡 お料理
与志多
お店の情報☏ 0776-24-2342
龍馬ゆかりの地に店を構える
歴史ロマンあふれる一軒。
幕末から明治にかけての激動の時代、16代藩主・松平春嶽を筆頭に有能な人材を数多く輩出していた福井藩は、重要な藩のひとつだった。そんな福井藩に興味を抱き、二度(三度という説もあり)にわたって福井の地を訪れているのがあの坂本龍馬だ。
福井市照手に、坂本龍馬を愛する国内外さまざまな地域の「龍馬会」メンバーをはじめ、歴史や史跡巡り好きが次々と訪れる店がある。慶応3年(1867)11月、龍馬が親交のあった由利公正と会談したとされる旅館・莨屋(たばこや)旅館跡に立つ『与志多』。毎朝、市場で仕入れた新鮮な魚や季節の食材を使い、七代目・吉田茂美さんが腕をふるう仕出し料理や弁当、2階座敷で食事も楽しめる地域密着型の“魚屋”だ。
扉を開けると、由利公正像や、坂本龍馬の巨大タペストリーが目に飛び込んでくる。昼2組・夜1組の完全予約制なので、歴史とロマンを感じる広々とした2階の座敷で、周りを気にせず食事と語らいの時間を存分に楽しめるのがうれしい。通常のコース料理のほかに、「当時、龍馬が食したであろう料理を再現して欲しい」というリクエストに応えるべく、料理研究家や「越前龍馬会」の意見をもとに考案した昼の「由利公正・坂本龍馬膳」も、県外から訪れた人に喜ばれている。
Editor's check!
夢とロマンを語りあえる場所。
地元「越前龍馬会」をはじめ、全国各地の「龍馬会」の面々が訪れ、当時に想いを馳せながら自慢の料理と龍馬談義を楽しんでいる。過去には龍馬の子孫が訪ねてきたこともあるそう。「ここは坂本龍馬が日本の将来について夢を語りあっていた場所。大きくても、小さくても、どんな夢でもいい……、お客様にはぜひとも料理を楽しみながら夢を語っていただきたいですね」。