インタビュー平原依文さん
若狭町SDGsアンバサダーに就任。
今年5月、若狭町SDGsアンバサダーに就任した『HI合同会社』の代表で、社会起業家の平原依文(ひらはら・いぶん)さんにインタビューしました。小学2年生から単身で中国、カナダ、メキシコなどに留学、さまざまな国の教育や文化に触れる中で知識や経験を培ってきた平原さんはSDGs×教育を軸に各地で事業を展開しています。
そんな平原さんがこの秋、若狭町で提案している取り組みのひとつが、地元の中学生を対象とした「模擬国連」の開催だ。各国の代表や国連職員の立場になって考えながら、さまざまな課題について議論を交わすという内容。「相手の視点に立って考えることの大切さを感じてほしい」と平原さん。
縄文時代の鳥浜貝塚を有している若狭町の歴史がお気に入り。「1万年にわたって争いがなかったと言われている縄文時代。資源を奪い合うのではなく、お互いのことを尊重し、資源を共有する精神があったから争いが起きなかったのだと思う。そういった学びがある場所として、日本や世界に発信していきたい」と話しています。
(月刊ウララスタイル編集部・野川)