定番テーマ展「よみがえる幻の宝刀 朝倉長光」
戦国大名、朝倉氏の名刀。
現代によみがえる!
激動の戦国時代、約100年にわたって越前の地を治めた朝倉氏。その権威や信仰心などについて、「刀剣」という切り口からアプローチしているテーマ展「よみがえる幻の宝刀 朝倉長光(ながみつ)」が『福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館』で開かれています(2月16日まで)。
そのメインとなる展示が今回初公開されている「朝倉長光写し」です。朝倉氏滅亡後、豊臣秀吉の手にわたり、秀吉の愛蔵品コレクションにもリスト入りしていたという名刀中の名刀。福井の刀匠、森國清廣氏の手によって見事に復元された刀剣は一見の価値あり、です。
「朝倉長光」は、備前国(岡山県)を拠点とした長船(おさふね)派の刀工、長光が手がけたとされる刀剣。時代や産地、流派や刀工によっても異なる奥深い、魅惑の刀剣ワールドは鑑賞のツボもいろいろとありそうですが、その最初の一歩としても、絶好の機会になるかもしれませんね。
(月刊ウララ編集部・野川)