インタビューミニチュア写真家・見立て作家 田中達也さん
日用品がアート作品に!
“見立て”の醍醐味を体感。
クロワッサンを雲に見立てたり、コッペパンを新幹線に見立てたり、ミニチュア写真家で見立て作家の田中達也さんが手がけるアート作品は、その想像力と創造力から唯一無二の世界観が生み出されています。福井で初開催となる「MINIATURE LIFE展」(2/19〜3/28、福井市美術館)に合わせて、企画展ならではの見どころや鑑賞のツボについて、田中さんにインタビューしました。
《新パン線》Bread Train ©Tatsuya Tanaka
田中さんは「ミニチュアカレンダー」と銘打って、HPやSNSで毎日新しい作品を発表していますが、リアルな大きさなどを間近に見ながら、作品鑑賞を楽しむことができるのは企画展ならでは。会場内では、撮影を自由にしているとのことで「実際にアングルや構図に挑戦してみてほしい」と田中さん。ただ作品を鑑賞するだけでなく、アートとの距離を縮めることができるのも、いつもの美術館巡りとは違った楽しみ方かもしれませんね。
取材では、「なんでもない日用品が美術館という場所で丁寧に飾られている滑稽さは僕自身も楽しい」と話す田中さん自身の言葉が印象に残っています。
(月刊ウララ編集部・野川)