定番原田治 展「かわいい」の発見
時代を越えて愛されるデザイン。
©OSAMU HARADA/KOJI HONPO
どんなに時間を経ても変わらずに心動かされる普遍的で魅力的なデザインとの出会い。その源流へと旅するような企画展がこの夏、『金津創作の森美術館』で開かれます。1970年代後半から90年代にかけて人気を博した「OSAMU GOODS(オサムグッズ)」の生みの親で、イラストレーター・原田治(1946-2016)。没後初となる全国巡回展を北陸で初開催。注目の展示内容や見どころなどについて紹介しています。
7月15日(土)から9月24日(日)にかけて開催される本展のタイトルは「原田治 展『かわいい』の発見 Osamu Harada: Finding “KAWAII”」。1980年代からミスタードーナツとコラボしたキャラクターはすっかりおなじみの人も多いのではないでしょうか? 初めて目にする若い世代も直感的に「カワイイ」と感じる、シンプルな描線とポップな色彩の作品が会場に。今や世界の共通言語となっている“カワイイ”ブームを牽引した原田治の貴重な資料の数々を通じて、その生涯に迫る機会となります。
(月刊ウララスタイル編集部・野川)