第一特集未来に紡ぐ、ふくいの郷土食。
“絶滅危惧食”をどう守るのか?
地域に根付いた食材を使い、その土地の独自の調理方法で作られてきた郷土料理。福井と言えば報恩講料理が代表的ですが、それも地域によって違いがあり、最近では食べる機会が減っています。その一方で、県内には「伝統や美味しさを守りたい」と活動するグループや郷土料理を提供するお店があります。今回はさまざまな角度から福井の郷土料理について取材しました。
地元の人たちと一緒に、現代風にアップデートした郷土料理を考案し、伝承したり、食べる機会を提供したり、子どもたちと一緒に調理するなど、郷土料理を守るために多くの人が尽力しています。
作る人、食する人も減り、これから無くなってしまうかもしれない郷土料理は、地域の文化や健康、地産地消、コミュニティを支える重要な要素です。伝承の必要性について、少しでも考えるきっかけになることを願っています。
(月刊ウララスタイル編集部・田中)