第一特集吉崎ゆるさんぽ
伝説が息づく、県境のまちへ。
福井県と石川県の境に位置するあわら市吉崎は、静かな風景の中に歴史の面影を色濃く残しています。蓮如上人ゆかりの地としても知られ、今もその足跡をたどることができます。
かつて、浄土真宗が本願寺派と大谷派に分かれたことで、吉崎御坊でも同様に西別院と東別院が併存する形となったのですが、これは浄土真宗の歴史的な経緯を象徴する全国的にも珍しい光景。そんな寺院めぐりでは心安らぐひとときを与えてくれます。
開業2年目を迎える道の駅『蓮如の里あわら』も活気があり、4月末にはイベント(蓮如忌やGobou市)も開催され、吉崎の魅力をたっぷりと感じることができます。語り継がれた物語や伝説が息づく特別な場所、吉崎の静かな息吹に耳を傾け、心に残るおさんぽを楽しんでくださいね。
(月刊ウララスタイル編集部・田中)