インタビュー写真家・三澤亮介さん
心の奥底を映し出す写真を通じて伝えたいもの。
2020年、世界的なスポーツアパレルブランド「FILA」とコラボレーションした写真家・三澤亮介さん。インタビュー記事を月刊ウララ5月号の「column collage(コラムコラージュ)」ページで掲載しています。
自身のことを「抽象写真家」と呼ぶ三澤さん。抽象画とは自身の心の内をキャンバスに描く手法ですが、“写実的に切り取る”カメラという機械で自分の内なる思いを表現するという実験的な表現を展開します。仕上がった作品はそのどれもが写真とは思えないほどの色あいと、幻想的な直線と曲線の美。抽象写真家という表現はまさに、という感覚です。
福井を離れて約10年経ち、福井の高校生に伝えたいことがあるそうです。「東京に行けば何か自分を変えてくれるというのは幻想です。場所は関係なく、どこにいるかよりも何をするかが大事です。多くの情報の中で興味を持ったことに対してどんどん調べればいいと思います。福井だからと、田舎だからと自分を過小評価することはないです。才能は誰にでも備わっていますから」。
(月刊ウララ編集部・宮田)