第一特集ご自愛のすすめ。
心と体をほぐす、秋の養生。
暑さが長引くようになったここ数年。10月になっても、なんとなく体が重かったり、食欲がいまひとつだったり。気持ちまでどんよりしてしまうことはありませんか。そんな“秋バテ”みたいな不調は、夏にためこんだ疲れがあとから顔を出しているサインかもしれません。だからこそ、この季節に大事にしたいのが「ご自愛」という考え方。無理をしないこと、がんばりすぎないこと、そして自分をちゃんといたわること。毎日のちょっとした習慣を変えるだけで、心と体はすこしずつやわらいでいきます。
今回の特集では、そんな「ご自愛」をテーマに、伝統的な食の知恵を紹介します。たとえば、季節の食材で体を整える薬膳。インド・スリランカで実践的な生活健康法として受け継がれるアーユルヴェーダ。暮らしに根づいてきた発酵の力。どれも“食べること”から自分を大事にできる方法です。秋のはじまりを健やかに乗り切るための“ご自愛習”をはじめてみませんか。
(月刊ウララスタイル編集部・石山)