第一特集食堂めし、洋食ごはん。
ご主人から受け継ぐ味。『竹下食堂』へ。
だんだんと暖かい日が増えてきて、春らしい季節になるにつれて、気持ちいい陽気に誘われるようにお出かけしたくなりますよね。そんな時にもお腹を満たしてくれる「食堂めしと洋食ごはん」を特集。昔ながらの食堂の懐かしい味や、あれもこれも食べたいなんて、わがままを叶えてくれる洋食を探しました。
よく行くお店。じゃない場合は、少し入りにくさも感じる“まちの食堂”へ。一度足を踏み入れると、昔ながらの雰囲気や、ラーメンからオムライスまで多彩に揃うメニューにすっかり虜に。今回取材に訪れた中の一軒、南越前町役場前の『竹下食堂』も1970年代の冷蔵庫や少し色褪せたポスターが店内を彩り、妙にテンションが上がります。そしてこの食堂で約60年間、店頭に立ち続ける店主の竹下和子さんのほがらかな笑顔にも癒されました。
お店の看板メニュー「ラーメン」。昔ながらの美しいビジュアルに、一杯500円という手頃さが今も変わらず魅力。共にお店を営んでいた、今は亡きご主人から受け継いだ味を守り続けてきたそうです。市民のお腹を満たす、食堂ならではの味わいとともに歴史や温もり、優しさに出会うことができました。
(月刊ウララ編集部・毛利)