第二特集理想の休日を小浜で。
知らなかった魅力と出会う旅。
「理想の休日」は人それぞれ。ある人は福井では体験できないどきどきを探しに都市へ。また、ある人は非日常を求めて時間がゆっくりと流れる自然豊かな町へ……。近頃、近場のホテルで休暇をゆったり過ごす「ステイケーション」やホテルから一歩も出ずにバカンスを楽しむ「ホカンス」。また、時間をかけてひとつの町だけを隅から隅まで旅する「スロートラベル」がトレンドのよう。
何もないと思いがちな私たちが住む福井県。でも、それはきっと違っていて17の市町にはそれぞれ個性があり、じっくり街を散策することで知っているつもりで、実は知らなかったその土地の魅力に出会います。今回特集でご紹介する小浜市は宝の宝庫。古代、都の食文化を支え「御食国（みけつくに）」と呼ばれていた小浜には海の幸、里の幸が豊富に揃い、それらを使ったこの地ならではのグルメや美しい景色がたくさんの人に愛されています。
海のイメージが強い小浜ですが、実は面積の半分は山地。山には国宝が眠り、市内には重要文化財も数多く点在。小浜は「海のある奈良」とも言われています。街中には歴史を感じさせる古い街並みが残り、古い町家を改修した一棟貸しの宿に宿泊することも。ノスタルジックな町家の宿で過ごす時間は非日常的で、「旅」と「暮らす」の間にいる感覚。知れば知るほど好きになる小浜で理想の休日を過ごしてください。
（月刊ウララ編集部・石山）
